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2013年2月21日 (木)

時代と共に変わるミュージシャンのお金の稼ぎ方

僕のジャズメンとしての師匠であり、リズムの師匠であるジャズベーシストの故広瀬文彦氏は終戦直後からジャズメンとして活動していたので、昭和20年代のジャズ界、音楽界の話をよく聞きました。当時のサラリーマンの何倍の給料。凄かったみたいです。同じく大先輩ジャズメンの前田憲男さんや荒川康男さんからも食事をしながら当時の話を聞いた事があります。いわゆるジャズクラブやキャバレー(当時のキャバレー)での演奏はビッグバンドでもコンボでも固定のギャラや給料がもらえたわけです。その後何十年とバンドマン、ミュージシャンのお金の稼ぎ方がスタジオ、歌手のサポートなど枝分かれし、少しずつ変化して現在に至っています。

今は景気が悪い、または音楽業界が縮小したからといってミュージシャンが食えないとは僕は思えません。もちろん月に何百万と稼げる時代ではありませんが、時代が移り変わり、その時代の変化に迎合するのではなく、その時代に自分に合った形を探し、かつ作っていかなければ、いつの時代だろうと音楽で稼ぐのは難しいと思います。

また多少の音楽的傾向があるにせよ、何でも要望に応えるサポート、スタジオ系のミュージシャン・・・昔で言うバンドマンと、僕のようにリーダーアルバムを出したり自分が主体のライブを開催するのが中心であるアーティストタイプのミュージシャンでは仕事の仕方は大きく変わって来ます。もちろん多少仕事の傾向は被っていますが、前者は与えられた仕事を職人として完璧にこなさなければならないし、後者はアーティストとしてファンをたくさん作り、CDがある程度売れ、ライブにもたくさんお客さんを呼ばねばなりません。

いずれにせよ、全ての例を上げる事は難しいですが、僕のスタンスで言うと、時々他のアーティストやミュージシャンとの共演やシンガーのサポートもしつつ、アーティストとしてライブ・コンサートを開催し、また行きたいと思っていただけるようなレベルの向上に絶えず努力し、CDなどもより良い作品を作り続け、音楽の中身はもちろん、イメージ、ライブの雰囲気、その他の要素を常にハイレベルにし、ファンをたくさん増やしていかねば生きていけないという事です。


収入の浮き沈みを中心に時々心も身体も頭の中身も粉砕しそうになりますが、その分とても楽しい仕事であり、僕に取っては世界最高の職業であると思っています。ともあれ、今はライブにファンの方がどれだけたくさん来ていただけるかが一番大切なのです。こんな時代で大変ですが、僕は命を賭けて音を出します。生で聴く音はCDやYou Tubeなどで聴く音の何十倍も迫力があり、心への響きが全然違います。どうぞ皆さんライブにいらしてくださいーー!!!


写真:1993年夏、横浜Club24にて
一緒に写っているのは稀代の名ドラマーの故菊池丈夫氏

Sugimotoatsuhikoclub24yokohama199_6

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